こんにちは。社長室の押切です。
Cerevoでは誰でも手軽に本格的なライブ配信ができる製品を多く出しています。今回は、改めてそれらの製品を活用したライブ配信方法をご紹介します。
2019年2月9、10日に開催された「みんなが主役」のIT×ものづくり発表会 ワンダーメイクフェス5に機材協力として、Cerevoのライブ配信機器「LiveShell X」とお手軽ビデオスイッチャー「LiveWedge」を組み合わせたライブ配信を行いました。
ワンダーメイクフェスとは、株式会社LITALICOのIT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」が開催する、”みんな”が主役のIT×ものづくり発表会イベントです。
今回第5回目(miniも含めると6回目)となり、日本科学未来館で行われました。
その時の実際の配線事例を踏まえてLiveShell XとLiveWedgeを利用した、複数カメラでの配信方法をみてみましょう。
機材構成、準備について
ライブ配信を行う際は、事前に必要な機材やケーブルを書き出した機材構成図を書き出して当日のシミュレーションを行います。
今回の未来プレゼンホールで行われた配信で使った機材構成は以下の図のようになります。
292席のすり鉢状のホールで、配信ブースは発表者のお子さんと対面の会場の後方にあり、LiveWedgeを使って、以下の4つの画面を切り替えられるようにしました。
- 発表者のお子さんのアップ(カメラ1)
- ホール全体(カメラ2)
- スクリーン(カメラ3)
※会場の都合上、発表者のお子さんのPC画面が配信ブースまで引きこめなかったため、カメラで画面を撮影して代用しています。本来は直接HDMIで入れることが可能です。 - 静止画(LiveWedgeにさしたSDカード)
そしてLiveWedgeの出力を、LiveShell Xで配信しています。
LiveWedge単体でもライブ配信は行えますが、LiveShell X はフルHD(最大1080/60p)でH.265での配信が可能です。より高画質な配信を行うときは配信はLiveShell Xで行うのがお勧めです。
またLiveWedgeとあわせて使うとよい点として、LiveShell Xはライブ配信と録画を同時に行うことができます。
バックアップとしてmicroSDに動画を保存し、後で編集動画を作る場合もPCに取り込めば作業もかんたんですね。
画面切り替えエフェクト
画面切り替えのエフェクトはLiveWedgeのアプリを使って、PinP(Picture in Picture)機能などで、スライド画面に発表者のお子さんのアップを子画面で重ねる操作などを、配信ブースでオペレーターが適宜切り替えました。
》 LiveWedge ピクチャー・イン・ピクチャー(PinP)操作について
また配信が始まる前の”準備中…”などの画像はSDカードに保存しておき、LiveWedgeで出力しています。
》 LiveWedge SDカードからの素材読み込みについて
透過テロップ
また、映像右下のWonder Make Fesのロゴは透過PNGで作ったものを、LiveShell XのDashboard上で重ねることで常時表示しています。
》 LiveShellシリーズ 透過画像のテロップ機能について
実際の配信の様子
このようにLiveWedgeとLiveShell Xを組み合わせることで、3カメラ+1静止画の切り替えとPinP、静止画表示、フルHD配信と、録画、ロゴ表示をするライブ配信ができました。
お陰様で配信は好評で、当日参加できない親御さんや遠隔地の方達も見られたりと、1,000PVを超えたということです。
LiveWedgeとLiveShell Xを組み合わせるだけで、かんたんにライブ配信の幅を広げることができます。
みなさんも是非試してみてください。
●関連リンク
多彩な機能を搭載したライブ配信機器「LiveShell X」
https://liveshell.cerevo.com/ja/x/
アプリでお手軽ビデオスイッチャー「LiveWedge」
https://livewedge.cerevo.com/ja/
LITALICOワンダー
https://wonder.litalico.jp/
ワンダーメイクフェス
https://wonder.litalico.jp/make-fes/
配信アーカイブ
1日目AM
https://youtu.be/U7q4OhSETy0
ロボットクリエイトコース・ロボットテクニカルコース
1日目PM
https://youtu.be/VP9cEkfsIA8
ゲーム&アプリプログラミングコース
2日目AM
https://youtu.be/2HcD_a__x0E
ゲーム&アプリプログラミングコース
2日目PM
https://youtu.be/I9JnfRi-bTA
ロボットクリエイトコース・ロボットテクニカルコース
著者プロフィール
- 2015年にCerevoへジョイン。電気エンジニアを経て、現在は執行役員