本記事は、Cerevoスタッフが業務や趣味について思うままに書き綴るアドベントカレンダー企画「Cerevo アドベントカレンダーTechBlog 2019」の第10日目です。
Cerevo アドベントカレンダーTechBlog 2019
https://tech-blog.cerevo.com/archives/category/adventcalendar/2019/
はじめまして。 メカ担当の松野です。
最近Cerevoでお仕事をはじめたので自己紹介も兼ねて、10日目のアドベントカレンダーを担当してみます!
私は物事を覚えるには楽しいと思える事から入って覚えよう。つまり、趣味から知識を付けていこうというなんて考えを持っています。
さて今回は圧力の話から始まったダイビング(スキューバダイビング)をはじめてみる話です。ダイビングの話と聞いたとき、遠くの世界の話だなーと思ってしまいますが実際出会って調べてみると案外気軽に楽しめるレジャーなのでお話をしていきます。
■ダイビングをするとき、水の中では圧力ってどうなるの?
普段生活をしている気圧は1気圧です。
この1気圧というのも天気などによって微妙に変わったり、飛行機で空を飛んでいる時や水の中を潜っていく際にかわります。ダイビングの話に戻すと海の中での圧力は水深で変わり、水深10mごとに1気圧増えて一般的にダイビングで潜れる最大の水深は40m程度で、その際の圧力は5気圧です。
■ダイビングってそんなに気圧が変わるのに体調が悪くならないの?
もちろん体が順応しなかった結果体調が悪くなるという事はあります。天気が悪い時に体調が悪くなるのもこれと同じ原理です。気分が優れなくなったら残念ながら無理せずその日のダイビングは終了です。
ダイビングと出会う
帰り道の街角で”ダイビング初めてみませんか?”というチラシを貰ったことがきっかけでした。もともと興味はあったのでいい機会と思い、いろいろと調べてみることにしました。
■ダイビングで使われる最新の機材たち
モノを作っているといろいろな環境で使われているモノが気になってしまうので海の中で使われるモノで個人的に凄くて使ってみたいと思っている機材は以下のものがあります。
- スポーツやレジャーの動画撮影に使われるGoPro(ダイビングの場合は防水ハウジングを装着)
- 水中の中をらくらく移動、最小の水中スクーター
- 会話ができない水中で会話するための骨伝導トランシーバー
となかなかに興味が出てくる製品たちが使われており、こんな製品あったらいいな~と考えるとワクワクしてきました!
■ダイビングってすぐできないの?
ダイビングをするだけであれば、国内の南の海(沖縄など)や海外に行くと体験ダイブというのができます。その際に潜れる深さが最大水深は12mまで(実際には水深5m前後)とされています。
海の中という未知の世界で精一杯になって楽しむまで行けない事や見たい深さまで行けない事が多いので、 ダイビングのライセンス取得と一緒に始める場合が多いです。ちなみに初級のライセンスを取ると水深18mまで潜ることができます。
■ダイビングのライセンスって?
指導団体もしくは指導機関が発行している資格です。種類はいろいろありますが、PADI、NAUI、SSI、BSACなど海外の、特にアメリカ系が取得割合が多めです。お世話になるダイビングショップによって取得するライセンス団体が決まります。
■お金っていくらかかるの?
“ダイビングはお金がかかる”と言われて躊躇する場合が多いと思います。私もこれが一番の問題で、これまでできなかった最大の理由でした。一式機材をそろえるとちょっと目を覆いたくなる金額になりますが、軽機材だけであれば現実的になります。レンタルなどもあるので年に数回行く程度であればレンタルでも問題ないでしょう。また、ライセンス取得費用はレンタル含めても5万円以下程度から始められます。
※ダイビングショップによりますので相談してみてください
■そもそも泳げないのにダイビングなんでできないでしょ?
私は泳げますが 世の中には水が怖いし泳げない人だっています。 しかしながらダイビングは、実は泳いでいるわけではありません。泳いでいるよりも漂っているという方が正確で、空気を詰めたタンクを持っていくので息継ぎが必要ありません。なので水が怖くなくなれば泳げなくても大丈夫なのです。
ダイビングをはじめる
初級のライセンスを取得するには少しのお勉強とプールでの練習1回、そして海で講習を2回の計3.5日後にテストをして合格すれば晴れてライセンス発行されます。
海に行く前に準備をする
■お勉強をする
水の中で遊ぶ事なのでもちろん危ないです。危ないからこそ事前の知識をつけてからやることが重要です。
おもに
- 水中と陸上の違い、それが体に与える影響
- 潜水機材の使い方
- 海の中の環境
- 水生生物の生態 を学んで行きます。
■プールで練習する
いきなり海に行くわけではなく、まずはプールでトラブル対処法を学びます。
一般的なプールの深さから5mの深さまで潜れるプールで練習しました。
海でダイビングしたときにパニックにならない様に特に①から③を重点的に、1日かけて以下の項目を十分に練習します。
・ダイビング器材の組み立てと調整
・バディチェックのやり方
・エントリーとエキジット方法
・呼吸のやり方
・トラブル管理について
①マスククリア&リカバリー
マスクに水が入ってしまった時やマスクがとれてしまった時の対処
②レギュレータークリア&リカバリー
空気を供給するレギュレーターが外れてしまった時の対処
③耳ぬき
水中では水圧がかかり、鼓膜が圧迫され耳に痛みを感じるのを解消する対処
・潜行と浮上
・浮力コントロールの練習(フィンピポット⇒中性浮力のとりかた)
・ダイビング器材の手入れとメンテナンス……などなど
そして海へ
別の日、朝早く起きていざ海の世界へ。
初めての海洋講習は12月の江之浦でした。
江之浦ダイビングサービス aqualandを空から見た様子
12月の江之浦の様子
まずは更衣室で準備して今日の予定を確認。
潜る時間までスープを飲んだり待機してインベーターゲームなどで過ごします。
さていよいよ海の中での練習です。
■海で練習する
以下の項目を海で練習しました。
・プールで練習したトラブル管理についてを改めて練習
①マスククリア&リカバリー
②レギュレータークリア&リカバリー
③耳ぬき
・ドライスーツの使い方
水温が低い時に着る服を着ながら潜れるスーツを体験
・オクトパスブリージング
タンクの空気が無くなったときに一緒に潜っている相方(バディ)から空気をもらう方法/あげる方法
・中性浮力の練習
練習が終わったら 海の中でうまく動けるように練習したり、写真を撮る練習などをしました。
はじめての水中写真!
■講習が終わって…
練習が終わって陸に上がると30分程を二回行い1回目の講習は終了です。
海から上がったあと、タンクの重量がずしっとくる感覚がしながら運動した後の達成の様な感覚が得られました。帰る準備をしている際に景色を撮ってみると景色がとてもいい。
この記事を書いている時には1回目の海講習が終わったところです。 まだ講習は2回目がありますが、ダイビングの世界は楽しいと思った一日でした。ダイビングはライセンスさえ取得すれば海外などでも使える資格なのでこの記事で興味を持っていただけたら嬉しいです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
著者プロフィール
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松野です。メカの設計をしています。
バイクが好きで、ふらりと旅をするのも好きです。
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