本記事は、Cerevoスタッフが業務や趣味について思うままに書き綴るアドベントカレンダー企画「Cerevo アドベントカレンダーTechBlog 2019」の第16日目です。
Cerevo アドベントカレンダーTechBlog 2019
https://tech-blog.cerevo.com/archives/category/adventcalendar/2019/
こんにちは、Cerevoデザイン室のしんじろです、アドベントカレンダーは2年ぶり4回目の登場です。さて、今回は最近すっかり普及が進んだドライブレコーダー(以下ドラレコ)の話をしたいと思います。
と、言っても自動車ではなく、まだまだあまり普及が進んでいない二輪車への装着をしませんか? という啓蒙を含めた提案を3種類のレコーダーを取り付けた自分の経験を交えて書いていきたいと思います。
僕自身HONDA PCXに乗る二輪車使用者なのですが、ドラレコ装着のきっかけは、とある小雨の降る大通りに片側4車線の交差点上でクロックスで赤信号に反対車線側から突撃してきた某C大学の学生を轢いたことがきっかけでした。
この学生大変正直な子で自分が赤信号を突撃したことを認めてくれたので、こちらの負担は3割で済んだのですが、仮にこっちは青だったとごねられたら何も証拠が残ってなかったと恐ろしくなったのです(事実、事故直後、周りの通行人の方数名に話かけて証言を取りました)。
以後、我が家にはミニバン、軽自動車、PCX全てにドラレコを搭載しています、が、すべて中国の通販サイトで購入しているので総額は15000円以下です。
1機種目:Panasonic HX-A1H
この事故が2015年、4年前ですが、この時バイク用のドラレコはあまり市場にない状態でした、goproをハンドルにマウントして撮影するという状態がほとんどだったように思います。
少ない選択肢の中でハンドル操作やメーター確認に干渉しない小型のカメラとしてカメラ単独で防水のこのカメラは当時の選択肢の中でリーズナブルでベストだったと思います。
元々アクションカムなのでバイク本体へマウントするのに別途購入部品がありましたのでそれらを紹介します。
今回使用した部品等
変換アダプター カメラ用 カメラネジ→パナソニック ウェアラブルカメラ HX-A1H/HX-A500用 :¥ 1079
Aluminum Bicycle Bike Handlebar Bar Mount Clamp:$1
三脚ネジマウントアダプター:$1(スライドマウントを使用する場合は2個必要です)
つまみネジ:$1
スライドマウント:$1.5
スライドマウント(受け側):$1
このカメラの良点
- なんと言っても安心の国内ブランド
- 小さい
- 安い(売価で13000円程度
- 視点カメラとして流用(この使い方が本流だけど)できる。ただ、超小型カメラですし、ドラレコ用に作られたものではないので、ドラレコとして使用するには欠点もありました。
- バッテリーが弱い 連続録画時間が1時間程度、充電もその都度必要
- ループ録画なのにSDがいっぱいになって定期的に録画不可になる
- 防水する時はキャップを交換する必要がある
- 運転前にカメラを起動、録画ボタンを押す必要がある。
- ハンドルにマウントする場合アクセサリー購入が必要、これがちょっと高い。やはりバッテリー切れで録画ストップしてしまうことと、度々SDカードをフォーマットをかけないといけない手間が面倒で、専用品が欲しくなり、中華通販で見つけたバイク特化型ドラレコ購入を決意。
2機種目:中華二輪用DVR KY-MT18 当時購入価格$42
3インチのLCDディスプレイを持つ2カメラドラレコです、価格は中華ドラレコとしては中堅価格w商品説明ページではバイクメーターの上に設定していますが本体の防水は皆無です、usb端子とSDカードスロットが思いっきり露出しています。
装着するのはスクーターなので、メットインスペースに本体を入れてしまえばいいのですが、せっかくのLCDディスプレイを隠してしまうのはもったいないということで、独自に防水ケースをこしらえてマウントしようと試みました。
これに使用した部品等
前後カメラを取り付けます、その際ケーブルを通す為に各所穴を空けたりしています。
良点
・バックカメラがミラー代わりになる。遅延はあるけど許容範囲と思います。
・この価格で前後撮れる(今現在はさらに安くなっています。)
・車体から給電されるというのはやはり安心。
・起動が早く、エンジン始動から何も操作もなく録画が始まる。
このカメラも欠点があったので羅列しておきます。
・本体が非防水なので防水エリアのない車体へは独自の防水構造を作る必要がある。
・日本語は一応対応しているものの、やはりそこはあやしい日本語w
・なぜか前後のカメラ形状が異なる、使用には問題ないけど気にはなる。
・2年は持たないw
・衝撃センサーも搭載しているが、それを使用するとあっというまにメモリーが埋まる。
防水ケースは暫定的にビニールテープでケース隙間を貼り付けて、そのうちSDカードが取り出しやすいよう、パッキンを挟んでネジ4点止めに修正しようと考えていましたが、その作業をする前にドラレコ自体がご臨終となりました。
2017年10月から使用していたこのカメラが2019年7月まで1年半位問題なく使用できたのでまぁ良しとしましょう。
3機種目:中華二輪用DVR Relee MT003
世界で売れると踏んだのか中華通販サイトにここ1~2年でバイク用ドラレコが雨後の筍のように各社続々と登場してきました、中でも本体防水型が出てきました、やはりそうなりますよねって話です。
その中で割と安めのこの機種を選定しました、直接ショップに確認して「本体防水だよね?」って確認しましたw
前機種の電源配線そのまま使えるよね?と思ったら、そのままつけると設定した日付がリセットされる問題に遭遇、店に確認すると配線自体にリレーが付いており、常時電源につなげるのがこの機種の仕様っぽい。。
リア用カメラは有無を言わさず左右反転仕様w形状が一緒なので動作確認してから取り付けましょうw
前機種より少し大きい4インチのLCDティスプレイを搭載し本体が防水なので加工なしで取り付け可能、ハンドルマウントも付属していました、が、ハンドルよりも前機種と同じ位置に取り付けたいので色々考えた結果、3Dプリントでマウントを作って取り付けました。
本体へはメーター裏のカバーへ10mmの穴を2つ開け、たまたま持ってた車取り付け用の樹脂リベットで止めることにしました。
50 Pcs Black Plastic Body Door Trim Fastener Mat Rivet For 10mm Hole:$2-
良点
・ディスプレイが前モデルより大きく明るくて見やすい
・怪しい日本語がさらにちょっとマシになったw
・カメラデザインが前後同一(中身は違います。
・本体が防水
概ね満足のこの機種ですが、それでも完璧じゃないんだよなってことで欠点。
・防水だって謳ってるけど雨後は画面が湿気で曇るw(数十分で曇りは取れますw
・バックカメラ画像をデフォルトの設定にしたいけど、起動の度にボタンで設定しないといけない(サイドボタン2回押し)
・1/4インチナットがついているがなぜか右端でネジマウントのバランスが悪い
・配線が2箇所から出ている、本数も多く太い。
今の所問題なく録画できているので満足ですが、防水が完全かどうかかなり怪しいのでとりあえず半年持ったら元取った、1年もったら儲けもの、ってな感じです、ダメになったらその時買い替えればいいかなと、多分その時新しい機種が出てるでしょうってスタンスで行こうと思います。
二輪車はとかく路上ではか弱い存在です、自分を守るだけでなく、事故があった時にどういう状況だったかを再現するという意味で非常に有効です。
あと珍しいシーンに出会った時にあとから動画&画像を流用できます。
例えば、珍しい白バイとすれ違ったり……
トヨタ2000GTに遭遇したり……
なんてことを録っておけます。
Amazon等で購入するにしても価格はそれほど高くはないので取り付けの手間だけ尽くしていただいて取り付けてみてはいかがでしょうか?
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