LiveShell Wでワンオペ配信!電子工作企画編


こんにちは、押切です。予定よりお待たせしてしまいましたが、20222年8月19日についにCerevoライブ配信機器、最新モデル「LiveShell W」を発売しました。

今回は、LiveShell Wの基本機能を使ってワンオペ配信をする場合の方法を中心にご紹介します。配信内容は、回路マーカーに標準以外の部品を少し足して、夏休みの自由研究課題を作ろう!という仮の企画です。

LiveShell Wでの配信手順

機材構成

LiveShell Wに、カメラとPCをHDMI入力に繋ぎます。自分では喋らず、PCのスライドにVOICEBOXで作成した音声を使うこととし、マイクは使わず、音声はBGMとVOICEBOXのナレーションをPCから入力することとしました。

スライドをめくるために、リング型のマウスを使い、主画面はカメラで手元の工作画面を映し、PinPの子画面でスライドの説明表示と、ナレーション再生を行っています。ナレーションの音声が聞こえるよう、HDMI OUTのモニタにスピーカーも接続しました。

LiveShell Studioの設定

LiveShell Wから搭載されている、ライブ配信Webアプリ「LiveShell Studio」でテロップ機能を使い、左下にCerevoロゴを表示しました。

最初に、LiveShell Wと制御するWebアプリ、LiveShell Studioの接続を行います。今回の有線LANの場合は、設定が一番簡単です。

LiveShell WのWEB LOGINに表示されているIPアドレスと、ログイン名、パスワードを、PCのChromeなどのブラウザで入力するだけです。

各種接続方法は、クイックセットアップガイドが購入された方には紙で同梱されていますが、オンラインマニュアルでも確認可能です。

接続してからのエフェクト設定方法は以下動画も参考にしてみてください。

テロップ追加方法
PinPの設定方法

配信先は、YouTube LiveとTwitchの2つのプラットフォームに、USBメモリでバックアップ録画の合計3chとしました。

USBメモリでの動画は、配信後編集してアップロードも想定しています。配信設定と、録画方法の キャプチャ動画 も作成しましたの参考にしてください。

YouTubeの配信設定例
USBメモリの録画方法

ライブ配信を始めるとこのような画面になります。これで問題なくライブ配信ができました。

LiveShell Wでの配信結果

物を作りながらだとトラブることもあったので、USBメモリに録画したデータから、ぐだったところを削除して(配信でなく)動画としてアップし直しています。

配信を終えてみて

スライドと音声を事前に準備する必要がありましたが、ナレーションは基本スライドのテキストを音声変換するだけなので、余り手間ではなかったです。

回路マーカー自体、半田付け不要で手軽に回路を作れる良さがある半面、アルミテープでの接触などあまり信頼性としては高くないので、純正でない部品を上手く利用して作品の価値を上げようとしたのですが、ペンを持つのも半田ごてを持つのも大差ない身としてはちょっとはがゆいところや、手直しが発生しましたが、何とか完成までを一人で配信できました。

配信テストなので一切告知せず、一人で黙々と配信していましたが、フォロワーさんがいる場合も、PCでコメントを見ながら、リアクションしながら(自分の声でもその場でテキストを音声変換しても)配信も可能かと思います。

実際配信してみた感想としては、HDMI入力が2つあり、HDMI出力でリアルタイムで確認しながら配信できるのは、LiveShell Xの1入力、HDMI出力なしとは比べ物にならないほど配信の演出の幅が広がり、かつ、別のスイッチャ等がなくてもコンパクトに配信でき、また録画したデータを編集して再利用できるのは、便利かと思いますので、是非皆さんも使ってみてください。

LiveShell W体験会やります

どなたでも参加できるLiveShell W体験会を準備中です。イベントについてはCerevo Twitterアカウントなどから告知しますので、ぜひチェックしてみてください。

ハードとしても進化しましたが、UXとしては、LiveShell Studioの直感的な操作かつ、10万円以内で幕の内弁当的な便利さを是非体験していただきたいと思います。

【おまけ】回路マーカーでメロディカードを作る

ちなみに、完成したカード写真はこちらです。あんまり映えないなとは思いますが、回路マーカーの特性を理解されている方には、多少工夫していることを理解頂ければと思います……

夏休みの自由研究としてお子さんとの電子工作にいかがでしょうか?

部品表

No.パーツ名型名購入先URL
1回路マーカースタートセットTK-632869-01愛三電機https://www.aisan.co.jp/eshop/?p=646
2三端子メロディIC(好きな曲のもの)UM66T-5SONGS秋月電子https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-13866/
3ブレッドボード用ダイナミックスピーカーMSI28-12R秋月電子https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-12587/
4タクトスイッチ 12mmTVGP01-G73BB秋月電子https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-12226/
5定電流LEDCRLED16akibaピカリ館店頭
6PowerLED用導光レンズLP-DL-5akibaピカリ館店頭
7市販のグリーティングカード
8赤いマーカーペン
9マスキングテープ
10両面テープ
11ハサミ
12ピンセット
13ニッパー
14キリ
15グルーガン

配信に使ったスライド

エンジニア積極採用中

現在Cerevoでは各種エンジニアの採用、またハードウェア共同開発・受託開発を絶賛募集しております。それぞれご関心お持ちいただける方は、以下の専用お問い合わせフォームよりご連絡お待ちしております。

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