こんにちは。電気エンジニアのカミムラです。
楽天モバイルは、2021年4月7日までの加入で1年間無料でした。駆け込みで加入された方も開通している頃ではないでしょうか。
私も2020年4月から加入して使っていて回線速度に満足していますが、直近人が増えたことで回線の込み具合も変わっている可能性がありますので、回線速度を測定してみたいと思います。
測定環境の準備
測定用スマートフォン
今回使用するスマートフォンは、OPPOのA73です。ローエンドに属するスマホになると思います。
このスマホは、楽天モバイル販売されている中でも価格は安い部類に入ります。 ローエンドの端末ですが、文字入力 ・Webサイト閲覧・YouTube再生もストレスなく使うことができます。
この端末を選んだ理由は、今回新たに楽天モバイル新規加入でのポイント還元で実質5,800円ほどで購入でき、新品端末で24時間測定ためだけに利用できるからです。
端末の詳しい仕様は、以下のWebページからご参考ください。
OPPO A73 仕様
大きさ比較では、OPPO A73の縦の長さは、Cerevoのライブ配信機器「LiveShell X」の奥行きの約1.6倍です。
測定アプリ
今回はAndroidアプリ「Speedtest」を使用して測定することにしました。回線回線速度を調べるのに、このアプリを使用されている方が多くいらっしゃったので、このアプリを使用することにしました。
設定
接続(セッション):マルチ
接続サーバー:Rakuten Mobile, Inc
スマートフォン本体設定
測定において、他の要因の影響が出ないように各アプリの以下の設定項目でユーザーがコントロールできる全ての通信・動作を使用アプリ以外止めています。
- モバイルデータ通信:OFF
- バックグラウンド通信:OFF
- 通知:OFF
- フォーカスモード:ON
測定日・場所・回線
今回の計測では、自動化アプリを使って5分おきに計測を行います。
- 測定日:2021年4月15日(木)
- 測定間隔:約5分おき(24時間)
- 測定場所:東京23区某所 楽天回線エリア 屋内
- 測定位置:窓と反対側の壁付近
- 回線:楽天モバイル回線
- 電波状況:アンテナピクトは最大本数の4本
楽天回線で接続しているか、パートナー回線(au)で接続しているかは、「my 楽天モバイル」アプリで確認できます。
楽天モバイル回線測定結果
今回の測定では、ダウンロード速度は、深夜・早朝帯以外は約30Mbpsを中心に変動しており、一部大きく回線速度が落ちているところがありますが、基本的には全時間帯でほぼ快適に通信でき、アップロード速度は、ほとんどの時間帯で約50Mbps以上出ていることが分かりました。
測定に使ったアプリに時刻や速度等をCSV形式のファイルに出力する機能がありましたので、そちらを元にグラフ化したものが下図です。
楽天回線エリア内で移動をしていない状態では、MVNOとは違い、致命的に遅くなることはなく、比較的快適な速度が出る結果となりました。
これで引き続き安心して快適に楽天モバイルを使うことができそうです。
測定結果に関して、注意していただきたいことが1つ。
測定結果は、測定場所、使用スマートフォン、接続サーバー、スピードテストアプリの種類等様々な要因で変わり、1分以内に再測定してもバラツキがあります。実際使用するアプリでの体感の違いも出てくることもあると思いますし、ベンチマークでは、意図的に速度が出るようにしてある可能性もありますので、あくまで参考程度に御覧ください。
また機会があれば、他の環境や条件で測定してみたいと思います。
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