Blogは書いたことがないのでとても緊張しています、海外営業の三寺(みてら)です。
今年は4月から色々な国に出向きました。1年を振り返ると欧米をはじめとした色々な国へ行き、なかでも初めてアジア圏で仕事ができたのはとても良い経験になりました。
さて、普段涼しい顔をして海外出張に行っているのですが、実のところトラブルも多くあります。
今回は、パスポートや財布をなくす次ぐらいに面倒くさい「預けたスーツケースが紛失した時」について、発生した際の対処方法とダメージを最小に抑えるコツについて書こうと思います。
スーツケースがなくなったらどうするか
スーツケースを紛失する一番よくあるパターンは乗り継ぎ時、次の飛行機に載らなかったというものです。
機内手荷物だけで済むフライトもあるかと思いますが、メーカーにいるとサンプルや製品を持って行ったりする事が多くそんなに身軽に行ける出張はほぼ0に等しいです。大体、乗り継ぎ時間が1時間未満の場合紛失する可能性が飛躍的に高まります。
また空港のシステムエラーで乗継空港の登録自体が間違っている場合もあります。これは防ぎたくても防げない一番最悪パターンです。
これを未然に察知するには荷物の預け入れ時、チケットカウンターで預け荷物と引き換えにもらったレシートをその場でチェックすることです。ただこれは空港のIATAコードを知らないと判別がつきません。IATAコードとは、成田であればNRT、羽田であればHNDといったアルファベット3桁で表す空港識別コードです。もらったレシートに記載されたコードが自分の乗り継ぐ空港と違うコードだった時があり、もらった際に気づくことができず紛失してしまいました。
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さて本題はここからです。スーツケースをなくしたときにどのように対処すればいいでしょうか。
1回の出張で2.5回もスーツケースをなくされた事がある私の経験談から、申請の流れをお話しさせてください。
どこで紛失を申請するか
どの空港でも同じですが、パスポートコントロールを過ぎた手荷物受取所(Baggage Claim)のどこかにそういった荷物のトラブルを相談できるカウンターあります。使った航空会社によって申請カウンターが異なりますので、自分がどの航空会社を使ったのかは良く覚えておきましょう。深夜になるとカウンターに人が少なくなるので下手をすると数時間待ちになります。
ええ、深夜で数時間待ちです……。
大体の場合、航空会社が契約している紛失(Lost & Found)を専門に扱っている業者とのやり取りになります。
申請方法
カウンターにいくと書類を渡されるので、個人情報と便名を一通り申請書に書いて署名をします。そしてスーツケースの判別に関わる、色、形、ブランド、大きさなどの質問のやりとりがあります。スーツケースの形はコードになっているようで、それが書類に記載されます。2輪のキャリーケース、4輪、箱型など様々な識別コードがあり、これは世界共通なのだそうです。
申請後について
質問が完了して手続きが終わると問合せ番号と窓口の連絡先をもらうことができます(一部もらえない会社もあります)。
連絡先をもらったら、ほぼ数時間ごとに業者へメールをして状況を聞きながら、自分の滞在先に送って貰う様に手配しないといけません。これが海外出張だと拠点が目まぐるしく変わるのでなかなか難しくなります。
某国では結局滞在先には届けられる時間がなかったので、次の日の帰国便に載せて貰う様な手配になった事もありました。
毎日結構な数紛失はあるようです。そのうち、完全に見つからないパターンも我々が思っているよりも多いという話をちょうど先日なくされたタイミングで成田空港の職員の方に聞きました。
ダメージを最小限に抑えるには
スーツケースには必ず判別出来る様なタグを付ける
名前が書いてあるタグは非常に重要です。ユニークであったりするとすぐにわかるので良いです。また行く前に写真を撮っていると良いかもしれません。
重たくても重要なモノはスーツケースには入れない
よくパソコンやカタログを入れてしまったりするのですが、商談するのに必要なものはなるべく手荷物で持って行くのをオススメします。なくしても最悪なんとかなる、という状態にしておくとよいでしょう。
機内手荷物に食料と歯ブラシ
私は軽くて腹にたまる煎餅を食料として出張中は常備しています。私的には味も濃い「技のこだ割り 醤油せん」が気に入っています。
フライト後にスーツケースの紛失申請と続くと、相当疲れているはずです。なくしたものがいつ出てくるかわからないので気が休まらず本当に食べ物は重要です。食べた後は歯ブラシです。ただ歯磨き粉は手荷物検査でいちいち出さないといけないので個々の判断で。
最後に
さて、Cerevoではこういったトラブルも含めてそれを楽しみながら一緒に働ける仲間を募集しています。私は海外営業ですが今募集しているエンジニアの世界も予期せぬトラブルが起こります。
その中で落ち着いて臨機応変に出来るようになる対応力を磨くのも楽しいかもですよ。
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