本記事は、Cerevoスタッフが業務や趣味について思うままに書き綴るアドベントカレンダー企画「Cerevo アドベントカレンダーTechBlog 2018」の第17日目です。
Cerevo アドベントカレンダーTechBlog 2018
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毎日脳みそを酷使していると、脳みそのエネルギーになる糖分の補給は必須です。
事業企画と海外営業の二足のワラジのAdachiです。前回は海外輸送にまつわる真面目な内容でしたので、今回はそれとは全く逆の内容、どうしても私が無視できない「甘いもの」について書きたいと思います。
東京は世界的にみても充実しているグルメ都市です。質の良い、多彩なメニューがリーズナブルなお値段で楽します。そんな東京にいても、なかなかお目にかかれないお菓子があります。その名前は「カンノーロ(又は、カノーリ)」。イタリアの南部、シシリア島が発祥のクリームがたっぷり入ったお菓子です。
映画「ゴッドファーザー」で、うら寂しい野っぱらに止めた車の中で裏切り者を射殺した後、「銃は(車の中に)置いてけ。カンノーロは持って行け」(殺す前に奥さんに頼まれてお菓子屋さんでカンノーロを買っていた)と主人公のマフィアボスの腹心が舎弟に命令するシーンがあります。
子供のころにこれを観た時に、「そんなに大事なお菓子っていったい・・・?」と不思議に思っていました。
月日は過ぎ、そこそこ大人になった時、このカンノーロと物理的に遭遇する機会がありました。食べて大納得。形といい、味といい、バリエーションといい、じつに多様な顔を見せてくれるお菓子がカンノーロです。
サクサク・パリパリの皮の中にみっちりと入っているのは、チーズクリームです。皮はクッキーとパイ生地の間くらいの食感です。クリームはチーズがベースになっていて、マスカルポーネチーズだったり、リコッタチーズだったり、といくつかのバリエーションがあります。クリームの甘さも、激甘だったり、さっぱりとしたチーズの風味を生かした甘さだったり、といろいろです。クリームの中にナッツやチョコチップ、砂糖漬けした果実を刻んで入れたりするお店もあります。赤い砂糖漬けのチェリーを飾ったり、色付けをしたナッツや粉砂糖をふりかけたり、皮をチョコレートでコーティングしたり、と作り手の個性が発揮できるお菓子です。
大きさも、直径5センチくらい・長さ15センチくらいのスタンダートなサイズから、大人の親指くらいの大きさのものまでさまざまです。
(ちょっと分かりづらいですが2個並んでいるカンノーロは親指サイズ。私には一口、ですね)
カンノーロは、フォークを使っておしとやかに食べるタイプのお菓子というよりか、豪快に手でつかんで指やクチの周りをクリームだらけにして食べる気取らないタイプのお菓子です。
不思議な事に、東京にはあまりカンノーロを出しているお店はありません。ここ数年、ようやく数軒できましたが、まだまだ他のイタリア発祥のお菓子と比べると、その数はとても少なく足元にも及びません。2018年12月の時点で、都内でカンノーロが食べられるお店は、
ディーン&デルーカ(全国に展開。カンノーロは時期限定発売)
カフェ アントニオ(四谷)
BONDOLFI BONCAFFE(代官山、赤坂)
ステファノ アンナ(吉祥寺駅)
イータリー(東京駅クランスタ丸の内)
がお勧めです。
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