家電素人がハードウェアスタートアップで働く際に押さえるべき七つのポイント[13日目]


本記事は、Cerevoスタッフが業務や趣味について思うままに書き綴るアドベントカレンダー企画「Cerevo アドベントTechBlog 2017」の第13日目です。

Cerevo アドベントTechBlog 2017
http://tech-blog.cerevo.com/archives/category/adventcalendar/2017/

Cerevoの山路です。

Cerevoに入社して約半年になりますが、私にとっては毎日が驚きと発見ばかりで、日々フレッシュな気持ちで業務に取り組んでいます。私は前職では人材サービスや、クラウドサービスの企画とセールスという、まさに「物のない」サービスを扱っていたこともあり「物を扱う会社」で働くのが初めての経験になります。

そんな職場環境の大きな変化もあり、このブログではあえて素人目線から見て、「ハードウェアスタートアップで新たに働く非エンジニア」の視点で書いてみようと思います。

その一、端子の形を押さえる

家電に繋がる端子って世の中には沢山あります。むしろあり過ぎます。当社の場合は特にノンジャンルで製品があるという背景から、より沢山の端子を目にする機会があります。

我が家の夫もかなりのガジェット好きという事もあり、「なぜこの家には似たようなケーブルが沢山あるんだ……」と幾度となく思った事がありましたが、これだけある理由もほんの少し理解できるようになった気がします。

社内でも(広報機材の管理をしていることもあり)「Mini HDMI端子ありますか?」「Micro USBケーブル貸して下さい」と急ぎで声をかけてもらう事もあるので、スピーディーに貸出ができるように必死に覚えました。

私が苦労したケーブルたち
私が苦労したケーブルたち

参考URL:ぱそこん倶楽部
http://www.pasocomclub.co.jp/list/monitor_connect.html

その二、無線LANの種類は沢山ある事を押さえる

日常的に使う無線LANは、有線を使わなくても使えるインターネット、という程度の理解でいましたが、まさかその電波に2.4GHzと5GHzの違いがあるあるなんて夢にも思っていませんでした……。

更に付け加えると、電波とはもっと沢山の種類があり、工場で使って良い周波数や特定の業界で使ってよい周波数、など種類と共に規制があるという事が分かりました。これ、入社して間もなくした時に同席した打ち合わせで出てきたので、その打ち合わせの時は「ポカン」とするしかありませんでした……。

Cerevoオフィスの無線LANも2.4GHzと5GHzがあります
Cerevoオフィスの無線LANも2.4GHzと5GHzがあります

参考URL:総務省 電波利用ホームページ
http://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/freq/search/myuse/summary/

その三、機材管理はシリアルまで控える

ユーザーとして家電を使う場合には、シリアル番号という存在は故障時にサポートセンターに電話する際に確認する程度かと思います。ハードウェアスタートアップとして製品を扱う立場になってみると、言わずもがなとても重要な存在です。社内には同じ機種が多数存在しているので、その中から必要な機材を探し当てる時や、万が一不具合が起きた時にはどの生産ロットだったかを確認したり、社内の共通用語としてこの数桁の番号の有難みを実感しています。

機材管理の際には、テプラを貼って、さらにシリアル番号も控えるようにしています。

タチコマのシリアルID
タチコマのシリアルID

その四、物がたくさんあるのでこまめにログを残す

ハードウェアスタートアップの社内はとにかく物が沢山あります。社内に置いてある在庫や、部品、試作品のパーツ、サポート宛てに届く修理品、貸出機、などなど。また、製品の開発過程において昨日まであった段ボールが他の場所に運ばれて、そこに新しい荷物が置かれていたりする事も…。そんな中で自分一人で全て把握するのはほぼ無理、という事が分かりました。

Cerevo社内はチャットで全て業務を行っている事もあり、メモ程度の事もチャットに書いておき、「あれどこ行った?」というピンチの時も、他の人が過去ログをチェックして対応してくれたりするので、非常に便利です。口頭で済ませた事でも、ログをこまめに残すようにしています。

 

チャットでログを残すのが大事
チャットでログを残すのが大事

 

その五、段ボールをたくさん開けるので良いハサミを持っておく

その四でも記載した通り、ハードウェアスタートアップでは物のやり取りを沢山するので、毎日何度となく段ボールを開けたり閉めたりします。カッターだと切れ味が良すぎて商品の個装箱まで傷つける恐れもあるので、私はハサミで段ボールを開けています。また機材管理の為、テプラも良く切り貼りします。ちなみに私は入社後に、社内のチャットでお勧めされていたハサミを使っています。

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その六、靴はヒールでなくペタンコ靴を履く

前職では会社のドレスコードで「ヒールの付いた靴を履く」というルールがあったので常にヒールを履いていました。しかし、ハードウェアスタートアップの社内では、毎日機材や段ボールを運んだりするので、ヒールだと疲れる上に、よろけたりすると自分にも機材にも危険が及びます。その為、社内では是非ペタンコ靴を履くことをお勧めしたいと思います。オシャレを楽しむ為のヒールは通勤時に履くのが良いですね。

その七、数ある家電製品を楽しんで触ってみよう

上記色々書きましたが、Cerevo社内にいると、家電製品の情報交換も活発に行われています。業界の事を知る、という意味でも色々な商品を触ったり体験してみる事が大事だと分かりました。最近流行りのスマートスピーカーも我が家にありますが、自分で話しかけてみると、「子供の声には反応しにくいな、何か制限かけているのかな?」と推測してみたり、「しりとりするって言いながら『ん』の付く言葉で終わってじゃんー。AIでしりとりはまだ難しいのかな?」と考えてみたり……。

製品に触れて、自分の言葉で社内のエンジニアの皆さんと話してみると、より楽しい話が聞けるはずです!

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